アメリカで写真プリント発注する

私が学生~社会人の頃は”写るんです”が全盛期で、撮っては印刷していた。



デジカメが普及してからは、最初こそ自分のプリンタでプリントしたりとか試したけれど、デジカメ自体の画素数やらプリンタのクオリティ、ランニングコスト等を考えると自分で印刷する気にならず、”本当は印刷したいけれど、HDDにいれてあればいっか・・・”となる。

ましてやスマホのカメラ性能の飛躍でデジカメ自体の存在感が薄れてきているし、”プリントアウトなんてしなくていいからラインで送って。”なんて言われる事も。

でも、皆で集まった写真を後日貰うと嬉しかったりするし、こちらの人は日本人のイメージ通り(?)仕事机に家族の写真を何枚も飾っている人が多い・・・というか、私のオフィスでは飾っていない人はいないのでは?という程。
 
丁度沢山の写真が手元にあり、印刷したかったのでチャレンジしてみた。


アメリカでのプリントアウトといえばWalmartでよく見掛けるし、パスポート更新時はCVS(ドラッグストア系)で作った事はある、他には似た様なドラッグストア系Walgreensでもプリントのサービスがある。

結構良い一眼デジカメを持っているアメリカ人スタッフに、プリントを発注するには何処が良いか聞いてみたら、

『いつもSam'sでやっているけど画質は悪くないよ。 少なくとも、数年で色褪せる事は無いよ。』と。

Sam'sはWalmart系で会員制の店、勿論私は会員では無く友人の買出しの手伝いで行った事があるだけでCostcoみたいな感じ。

Walmart系であれば印刷に使っている機材は同じだろう。

価格で比較するとWalmartは最安、WalgreensやCVSといったドラッグストア系は少し高いけれど、内容はWalmart同様に充実してサービス内容はほぼ同じ。

様々な大きさ以外にも、カップにしたりカレンダーにしたり本にしたりと色々選べる。


丁度、Walgreensで8*10インチサイズのプリントが1枚無料キャンペーンだったので、流れも掴みたかったし、どんな仕上がりなのかも知りたいので試してみた。

先ずは、ネットで自分のアカウントを登録したら写真のアップロード。

手順はブログで画像アップロードするのと似ているし、PCやスマホのデバイス以外ではFacebook、Google(Photoの事かと)、インスタグラムからも選択が可能。

アップロードして30分以内で、”もう出来たから、いつでも来てよ。”とメールが来る。


8*10サイズって全くピンと来なかったけれど、実測20.4*24.5mm で”六つ切り”サイズというらしい、日本で六つ切りなんて使う機会無かった。

B5サイズ以上、A4サイズ未満と言った方がピンとくる。

これで味をしめたので、Walmartでプリントアウトをチャレンジ。

Walmartは1時間プリントで一枚当たり25セントと激安!更に、5~8日間位待てれば4*6インチサイズ一枚当たり9セントという恐ろしい安さで印刷してくれる。

1時間プリントはアリだけど、逆にPCでアップロードしてから10分以内で行ける距離にあるので、急がないならば5~8日待ってついでの時に寄れば良い。
 
自分のイメージするかなり一般的なサイズは、こっちで4*6インチらしいけど、その大きさのイメージが全然沸かない、どうやらKG判とほぼ同じ。

KG判て何?

・・・ハガキの少しだけ大きい感じ、コレが一番わかりやすい。

アカウント登録とアップロードは、Walgreensとほぼ同じで簡単。

アップロードを済ませると、完成予定日のメールが来てワクワクして待つ。

完成予定日になると・・・受け取り準備が出来たというメールが来るはずなのに来ない。

丁度、他の買い物の予定があったので、写真カウンターのスタッフさんに聞くと、”オーダーが店に来ていない、ごめんねぇ~。料金はチャージはされていないから同じ写真をもう一度注文して。”と。

数日後にしっかりチャージされていた、アメリカらしく色々と酷い。

アメリカらしく・・・自分の役割だけはやっている(つもり?)で、繋がりがあっても自分の担当ではないからと一切関わらない。だから連携が滅茶苦茶。

仕方無いのでホームページのカスタマーサービスのチャットを利用して、”未だ写真来て無いけれどチャージしちゃってるよ。”と伝えたら、”ごめんさい、受付けの記録はあるけれど店舗に届いていなかった、払い戻しするけど良い?”と。

こういったトラブルはありがちで、私はチャットを活用する。

簡単な単語で短く要点を伝えればなんとかなるもの。

数分後には、払い戻しのメールがWalmartとPaypalから来たけど、結局写真を入手するまでに何度かメール貰って店頭で”こっちには無いよ。”と追返され、チャットしたりで約1ヶ月掛かった。(こっちも急ぎじゃなかったというのもあるけど・・・。)

正直、Walmartはアップロード先のサイトと店舗との連携が全く出来ていない感じで、受付番号を伝えても全然役に立たず、”ラストネーム教えて” 、”ここには無いよ”を繰り返されるだけ。

最終的にゲット出来た時も、店員が自分の写真を見つけられず、私が遠目から一つだけ端で店員が見落としていた入れ物が気になり”それじゃない?”と指摘したらビンゴだった。

いくら安いといえ、流石にこの先Walmartへ写真を発注する事は無いだろう。

このシステム、ネット経由で写真データとその枚数を送ったら、ピックアップする店舗へデータを送り印刷して待っているものかと思っていたけれど、どうやらセンターで印刷してそれをピックアップする店舗まで郵送(Texas州の場合は、Arkansas州からFedExで)される。


店舗では当然プリンタがあるので、輸送費と時間を考えると効率悪い気がするんだけど、一時間ピックアップ用との差別化なのだろう。

その後、Walgreensにて何回かプリントアウトしてみたけれど、Walmartで経験した様な酷い事は無かった。

私の場合は数回に分けて100~200枚を発注、数量が多いので箱に入ってくる。

ちゃんと見出しも付いていて、内容がわかるようになっている。

正直わかりにくいけれど。


数回の発注でプチトラブルを一件だけ経験した。

100枚程度だと写真は箱に入っていて、その時は150枚位を発注したので2箱受け取り、自宅で箱を開けて写真を見ると、1箱は全然知らない人の発注した写真。
(結局、自分の発注した写真は1箱に全て入っていた。)

1箱に私のと他人の写真が混ざっていたというのではなく、2箱受け取った1箱がまんま他人の発注した箱で、翌日更に1箱受け取りに行った際に返却したけれど、店員は、”あーそーなの。”といった感じだったから再発の可能性は高そう。


結局、数百枚をプリントして感じた事は次の5点。

1)Walgreensでのプリントは、現時点では品質に問題無し。色褪せについては不明。

2)但し、セキュリティについては不安アリ(他の客の印刷した箱を渡された)。

3)そして、定価で利用すると損した気分になる。年中割引価格のキャンペーンをやっているので、それを利用すべき。(その多くが”○○枚以上に適用”とあるけれど、急がない写真を保存しておけば意外と50~100枚はいく。)

4)Walmartは、もう二度とプリントアウトでは利用しない。

5)これは日本でも言える(アメリカには関係無い)事だけど、自分のPC画像と写真の仕上がりは異なるので、可能であれば数枚試しにプリントしてから、プリント用にディスプレイ設定をして、好みの色・明るさに調整をすると、希望通りの仕上がりに近づくはず。
個人的には、少し暗く印刷される印象がある。


といったところかな。

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