ピンボケ

もう7月の中旬。



とある午前中、ダウンタウンでは大勢の人でざわついていた。

独立記念日のイベント真っ最中で何か行進している。

この時期は連休を利用して旅行へ行く事が多かったけれど、今年はブラブラ。

コイツ（↑）が独立記念のマスコットなのかは不明。

その後ろから馬。

星条旗付きパトカー。

今日は一日中色々なイベントが行われているらしい。

流石にもうちょっと観光客的恰好で来れば良かった・・・。

場違いな恰好で冷や汗かいてTシャツビシャビシャ。


その数日後には友人宅にお邪魔して、出張お土産のイタリア製ビールをゴチになる。

勿論、釣りにも行ってきた。

会社のアウトドア好きなテキサス生まれでテキサス育ちのおっさん（自分よりは年下）に、自慢の一枚（↓）を見せた所、その翌週末に一緒に釣りをする事になった。

自分が到着したのは午後7時前、おっちゃんは既に高校生の息子と一緒に投げていて、奥さんは離れた所で椅子に座りその姿を眺めていた。

軽く挨拶してすぐにキャスト開始するも反応無し。

とりあえず釣れるのは時間の問題といった気分で、釣れたらグダグダと話しをして…と思っていたけど、そのきっかけとなるヒットがまるで無し。

夕日が沈む時間になっても、うんともすんとも言わない。

今日は諦めて、全員ボウズであまり話も盛り上がらず解散。

おっちゃんの奥さんは動物病院（獣医ではなく事務系だとか）に勤めているそうで、犬を連れて釣りに行った人が釣った魚をぶっこ抜いた瞬間に犬がその魚を食べてしまい、釣り針を取り出すのに切開手術した事があるそうで、それ以来犬を釣りには連れて行かないと言っていた。


その翌週末、悔しいので単独でGo！

到着すると、先客は1組のみでお気に入りポイントはガラ空き。

いつものお気に入りポイントは、最近雨が降らないお陰で水位が下がり、水深20cm程度の嫌な深さが2~3m続いていて投げにくい。

そこで、逆側の実績のあるポイントで投げる。

二投目でググッと手応えがあり、直後にスカっと抜けた感じがあり、水面にちょっと大きめな魚の動きでウネリが出来た。

痛恨のスカシ。

その後は一切手応え無し。

今日も沈む夕陽だけを撮りに来たのか？

暗くなってきたし最後に一投。


…


（何もなし。）


あともう一投したら帰る。

…

やっぱ、今度が最後のもう一投。

…


…


今のはちょっとアレだから次が最後の一投ね。


…


最後はもっと飛ばさなきゃね、もう一投。

…

いや、飛距離とかさ関係無いじゃん、普通にもう一投。



…



なんて自分を甘やかしていたら、グッと手応え！

直後に、ググッ！ググッ！と良い感触があり、合わせてこれで大丈夫。


多分60cm位のサイズ、周囲が暗くなってきているのでピンボケになってしまった。

ストライプドバス、かなり歯が鋭くて数回持つと手がガリガリになってしまう。

毎回持って行くのを忘れていたフィッシュグリップをこっちで初めて使ったけど、やっぱり便利。



周囲は暗くなってしまったけど、折角だし調子に乗って投げたら一投目でヒット！

二尾目もピンボケ。

ちょっとだけサイズダウンかな。


更にもう一投したらグッときたけど、残念ながら合わせ失敗。


二尾釣って満足、かなり周囲が暗くなってきたので撤収。

岩場をコケないように歩いていたら、お隣りさん（といっても、視界に入らない場所で釣っていた）がライトで私の足場を照らしてくれた。

挨拶がてらスマホで釣果を見せて少し和んでから帰宅。