テキサス大寒波
夏は気温が40℃前後迄上がるテキサスに大寒波がやってきた。
日本では地震等の被災で大変な状況の方もいるので、そういった方々と比べると大した事無いけど、一応海外でのこんな状況って事で。
既に天気予報で週末から大寒波がやって来ると知っていたので準備は万全。
大寒波の数日前から、朝の気温は氷点下となり高架では凍結道路を注意する為にパトカーが出動している。準備と言っても、テキサスでは年に数回停電するので、そこそこの水や保存食は用意しているし、それ以外にガスコンロとボンベは必須。
ライトは、光が拡散するタイプは暗い卓上を照らすのに懐中電灯タイプよりも役に立つし、LEDランタンがあれば完璧。
単三、単四乾電池は普段から常備しているので問題無し。
乗る必要が無くても車にはガソリン満タンにしておく。
…そんなもんかな、日本と同じで全く参考にならない。
実際に大寒波が来てみると、寒いだけではなく停電が発生した影響が非常に大きい。
この停電が計画停電と知ったのは少し時間が経過してからで、2011年に日本で経験したのとは大きく違い、アナウンスも無く突然停電して突然復旧するかなり強引な方法。
ダラス周辺の知人に聞くと、地域によっては30分毎に停電・通電の繰り返しや、30時間近く停電が続いたりと異なり、私の地域では5~6時間停電して2~6時間通電と不定期に発生した。
こっちの暖房は屋根裏にある大きなガスヒーターで全部屋を賄っているので、達磨ストーブなんて持っていないし、電気ストーブは停電すると役に立たないから、停電するとその直後から部屋の温度がどんどんと下がっていく。
今回最も気温の低い時は-19℃と超が付く程の寒さだったので、冷気はどんどん部屋に入って来る。
そして、外は雪なので外出するのも控えるとすると、家でじっと寒さを凌ぐしかない。
停電直後は昼間なら本読んだりギターを弾いたりとしていられるけれど、ネットも不安定なので夕方になるとやる事は限られてくるし、夜だと部屋の温度は最悪10℃近くまで下がる。
しかも、この状況は約4日も続くので、家でこれを繰り返すのも疲れる。
停電が復旧して電気が通った瞬間は嬉しいんだけど、いきなり停電して真っ暗になる瞬間のガッカリ感はそれ以上。
だけど、そんなガッカリしてばかりもいられないので近所を散歩して気分転換したり。
↑ウサギの足跡。一波乱が落ち着いて出社。
テキサスでスタッドレスタイヤ履いている車なんているのかな?
その前に、スタッドレスって売っているのか?
食料は貯蓄してあるけど、牛乳が少なくなってきたのでスーパーへ行くと、たまごと一緒に全く無くなっていた。
牛乳は翌日に買えたので問題無し。
市長さんが”けが人も出ていて危ないから公園の池の氷上には入らないで。”と言っているのに。
すっかり大寒波は過ぎ去り、今日はもう20℃になるのでは?という暖かい日。
それでも水道管の破裂等で断水が続いている家も少なくないという。
ハイウェイで見た軍用トラックも、その現場に向かうのかもしれないと思いながら、助手席を覗くと軍人さんと目が合い挨拶、頑張ってください。
なんだかんだで、ウチは被害も無く無事です。
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