久し振りのハーフマラソン
注:1月の話なので、3月の現在とは状況が少し異なります。
ほとんどのマラソン大会もバーチャルレースに切り替えられてしまい、事前或いは事後にTシャツが自宅に郵送され、ある一定期間内でスマホアプリで各々のランニングを測定し、その結果で成績が決まるという味気無さに参加する気にならず、結局昨年は一度もレースに出場しなかった。
いつになったら大勢が参加できるレースが開催されるのか…と途方に暮れていた昨年11月末に近所でバーチャルではなく参加形式のハーフマラソン大会が開催されるというメールを受け取った。
という事で、ハーフマラソン大会にエントリーした。
特別ルールとして、参加者はレース前に検温テントで体温を測定し、レース前後はマスク着用する。※走っている時は外してもok。(走っている最中もマスク義務だったら、ウレタン製マスクだろうと少なくとも私はぶっ倒れます。)スタート前は、ソーシャルディスタンスをとり、レース後も一方通行でメダルを貰い、表彰式は無くサッサと帰りましょう、といった感じ。
レース当日は弱い霧雨、気温は7℃とTシャツでは寒く上に長袖を着る。
スタートは朝8時、朝6時に起きてレース朝の定番メニュー”納豆ご飯”を食べ、7時15分頃に会場へ到着。
特にカーボ・ローディングといった特別な食事調整はせず、出来るだけ普段通りにする事が重要。
会場では体温測定をして貰いにテントへ、無事にパスしたので手の甲にマジックで×印を付けて貰い、霧雨が降っていたので身体を冷やさないよう一旦車内に戻る。
7:30過ぎにバナナを半分程食べ、仮設トイレに行き準備万端。
フルマラソンではレース前にややビビリ状態になるけれど、ハーフマラソンは緊張もせずにリラックスモードで挑める。
レース2週間前に21kmを走った際は、何故か自己ベストの1時間42分を出せた事が出来てかなり気が楽になった。
なので、目標時間は自己ベストの1時間46分に対して1時間45分切りから1時間40分切りに設定。
スタートは5kmランとの混合戦、参加者は約250名と少ないのでスタート後の混乱もあまり無いだろうと、余裕をもったポジションからのスタート!
スタートゲートをくぐり抜けてマスクを外し、PAから流れるOzzyのCrazy Trainでやる気モードに入る。
ペースは4分35~45/kmを目標。
今回のコースは普段から走っているトレイルなのでペース配分のイメージも出来るし、気温も低くレースには良いコンディション。
スタート直後は渋滞にも巻き込まれずペースも順調。
3km付近までは周囲のランナーも多かったけれど、徐々に少なく似たペースのランナーが数名。
路面コンディションはイマイチだったけれど、履いているランニングシューズは比較的滑りにくく、それ程影響は受けなかった。
滑りにくいとは言っても、既に1,500km以上を走っているのでこのレースが終わったら、新しいランニングシューズに切り替える。
イイ感じのペースで前を走る女性ランナーを追う”プチ・ストーカー・ラン走法”でペースを掴む。
この女性ランナー、前のランナーを追い越していく時に必ず”頑張ってね“といった感じで声を掛けていくナイスマナー・ランナー。
自分の目標ペースである4分35~45秒ペースを維持してくれるので、ずーっと後ろを付いていく。
所々にある給水所はコロナの影響で手渡しは禁止され、テーブルに置いてある180cc位の小さなペットボトルを自分で取っていくセルフスタイル。
これは事前に知らされていたので紙コップよりも飲みやすくて良いだろうと思っていたけど、走りながら少しかじかんだ手でペットボトルを取るのは難しく2度も取り損ねて拾う羽目になった。
紙コップは走りながら飲もうとすると口の周りがビショビショになる。
順調なペースのまま10km手前、折り返してきた先頭集団とすれ違い、前を走っていた女性ランナーが少しだけ失速したのでパスする。
レース後に自分のスマホでデータをチェックした所、彼女が失速したのではなく単に自分がペースアップして4分15~30秒で走っていただけだった。
汗を感じたので長袖を脱いでTシャツになった所で折り返し地点が見えた、自分が考えていた折り返し地点より1km以上も手前でかなり気が楽になる。
レースもあと半分。
折り返し後に女性ランナーと交差した時には、すぐ後ろを走っていたと思ったらかなり離れていたので、自分の約20~30m先を走っている男性ランナーをターゲットにペースを落とさないように走る。
前を走る男性ランナーもそこそこ良いペースなので距離は縮まる事もなく、かと言って広がる事もなく、暫くは同じ距離感で走る。
これまで疲労感も無く走ってきたけれど、15kmになると少し疲労感が出てきた。
後でスマホデータを見ると15~20km間は4分29~35秒とほぼ一定のペースで走れていたらしく、疲労感といってもタイムを落とす程では無く、これ以上ペースを上げるのは辛いといった感じ。
18km地点付近でスタート直後に一周した公園に戻り、既に前を走る男性ランナーとの距離は約10mと縮まっていて、泥が付いて足場の悪い橋で滑る事を気にしたのか男性ランナーがペースを落とした。
自分は履いているランニングシューズのグリップの良さを知っているので、多少滑りながらもペースをほぼ落とさずに男性ランナーを抜く事に成功。
あと3kmと先は見えてきたので、ペースを上げてゴールを目指すと、先程抜いた男性ランナーに抜かれる。
彼の真後ろを走りながら残り2km…そろそろ1kmといった所で最後のダッシュをぶちかます。
途中でバテて失速するのも嫌だけど、ゴール後に体力が少しでも残って後悔するのはそれ以上に嫌なので、もうこうなったら頑張るしかない。
これで引き離したようで、更に少し前を走っている女性ランナーに追いつくように更にペースを上げる。
結果、最後の1kmは4分12秒とほぼダッシュ、持っている力を全て使い果たしてゴール。
タイムは自己ベスト&目標タイムを大幅に更新した、1時間36分11秒!
バーチャルランの単独走だったら絶対に出ないタイム。
ゴール直後には、後ろからゴールした男性ランナーから”良い走りだったよ!”と声を掛けて貰い、途中まで後ろを付けていた女性ランナーもゴール後には”あなたの後ろを追いかけたけど、追いつかなかった。”と声を掛けてくれた。
こういった事も一人で走るバーチャルランでは経験出来ない事で、改めて大勢で走るのは楽しいと感じた。
今回はハーフマラソンなので、フルマラソンと比較すると”達成感”はそれ程大きくは無いけど、ベストタイムを約10分も更新出来たのは嬉しい。
ベストタイムを出せたのは、昨年一年間で計2,500㎞以上(平均200km)走った効果も出ただろうし、実際に1km毎のペースを見るとかなり安定している。
レース後は昼から水分補給。
そして栄養補給。
4月にも同じ地域でハーフマラソンの開催がアナウンスされているけれど、4月は暑いので厳しいかな?
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