メキシコの意外な決まり事

つい先日、メキシコへ行ってきた。



観光ではなく、いつもの仕事。

今回は事情があり、月曜日の朝から仕事に取り掛かりたいので、日曜日の夕方に出発する。

午前中からダラスは雷雨、案の定約一時間の遅れ。

 

流石に日曜日の午後、ガラガラ。

漸く乗った飛行機は相変わらず2列×2列の小型機。

 

窓側でガッカリしていたら、ラッキーな事に隣は空席で広々。

天気は悪いけど、すぐに雲の上に。

 少ししたらいつもの様に眠くなり、起きたら着陸直前。

無事に着陸。

日本と比べるとダラスも暑いけれど、メキシコ北部はもっと暑い。

滞在中の最高気温は35℃と、なかなかな暑さ。

アメリカ中央時間とメキシコは時差が同じ、午後7時半を過ぎても太陽が見える。

夕飯時に明日に備えてビールを。

満腹でホテルに入り、いつもの様にビールを飲もうとコンビニへ。

で、ビールを選んでいると店員が来て、

”6時以降はノー・セルベサだよ”

と。

スペイン語なので最初は意味がわからず、聞き返すとやはり6時以降はビールは売らないらしい。

あまりにも”まさか”の事態に、

”マジで？”

と、日本語で聞き返してしまった。

ダラスでも、日曜日の午前中はビールの販売はしていないけれど、まさかそれ程遅くない夜にビールが売っていないなんて信じられない。

しぶしぶホテルへ戻りネットで調べると 、地域によるらしいけれど、本当に日曜日は午後6時からのビール販売はしていないとの事。

レストランでは飲めたので、小売店での販売のみが禁止されているのだろう。


翌日、現地の人にその話をしたら、”あ～、そう言えば昨日は日曜日だったね。”と。

どうやら、日曜日の夜にビール（アルコール）をしこたま飲んでしまい、翌日の仕事へ行かないなんて事を防ぐ為だそうで。

おまけに、普通は家に数本は常時あるから、あまり気にしていないらしい。

何度もメキシコへ来ているけれど、日曜日の滞在は初めてなので知らなかった。

でも、ある店に行けば販売している所があるのだとか・・・。

当然旅行者や出張者が行ける訳もなく、仮に行けた所で無事に帰って来られるか？

メキシコシティは、すりや強盗の被害が多く、ココ（北部）は麻薬マフィアの被害が多いのだとか。

いずれにしても物騒っす。


結局、ビール無しの寂しい夜を過ごす事に。

既に、2本飲んでいるんだけど・・・。

 翌日の夜、コンビニに行くと昨晩の兄ちゃんが笑顔で”グー”ポーズをして迎えてくれた。

これさえあればね。


って、翌々日ホテルに帰ったら、こんな紙が。

1mmも読めない。


と思ったら、下半分が英語だったので2%理解出来た。

毎月最初の水曜日は、夜中0時～午前3時迄断水ですと。

このホテルに水曜日の滞在は何度もあるけれど、コレは初めてなので月の最初は初めてという事か。

ダラスに山が無い事もあり、ここから眺める特徴のある山は印象的。

町は相変わらず雑然としている。

そんな3泊4日は無事に終了。

帰りもやっぱり小さな飛行機。

風が強くて結構揺れたけれど、無事にダラスへ帰ってきた。

皆さんも日曜日にメキシコへ行く際には、コンビニでは夕方からビール（アルコール）が買えないのでご注意を。