Dallas Rock 'n' Roll Half Marathon 2018
久しぶりのブログ、3月末に開催されたDallas Rock 'n' Roll Half Marathonに出場した。
Rock 'n' Roll Half Marathonは全米だけでなく、世界各地で開催されている巨大イベント。
個人的には、昨年末のDallas Half Marathonに続いて二回目のHalf Marathon。
ハーフマラソン初回となった前回のDallas Half Marathonでは、1時間45分切りを目指すも無念の37秒オーバーで達成ならず。
これが悔しくて2月中旬から週末は約20kmのトレーニングで最終調整…と思ったら何故か体力が続かず、数日後には扁桃腺が痛み出すという異変。
これまでアメリカ生活で風邪らしい風邪をひいた事も無く、たまに調子が悪くても寝れば復活してきた。
でも、今回は様子が違う。
日に日に喉が痛くなり、一週間後は我慢の限界。
遂にアメリカで初の病院へ行く事となった。
二週間分の薬(抗生物質)を出して貰い、数日後からはかなり体調が復活。
やっぱりアメリカの医療費は高いぜ!
抗生物質のお陰で数日で楽になるも、二週間分の薬を飲み終わったのはDallas Rock 'n' Roll Half Marathonの一週間前。
慌ててランニングを再開するも、3~4km走った所でバテてしまいタイムも目標に程遠く、全然調整が出来ずにレース前日を迎える。
Dallas中心地へTシャツ等を取りに行ってきた。
当日は、このバッグに荷物を入れて預ける。
Tシャツは、ちょっとイイ感じの素材。
Tシャツをはじめとするグッズは、ローカルレースであれば当日の朝に会場で貰えるけれど、大きなレースでは前日に取りに行かなければならず、指定の駐車場にとめると$15も掛かるので工夫が必要。
当日の出走は午前8時なので、一緒に参加する友人と待ち合わせして朝の7時前に到着。
気温は15℃位とやや高め、個人的には5~10℃位がベスト。
天気は曇り、この季節でも太陽が出るとかなりの暑さで体力を奪われるのでこれはありがたい。
今回は病み上がりな事もあり完走すら出来ないのでは?と不安ながらも、やはり大会独特の雰囲気でワクワクしてくる。
何を基準にしているのかわからないけれど、今回のエントリーは最先頭グループからのスタート、前回苦戦したスタート直後の大渋滞に巻き込まれる事は避けられる。
出走直前、アメリカ国歌斉唱でテンションが上がってきた。
いよいよスタート!
コースは下の通りで、ダラス中心部を反時計回りに一周する。
序盤戦はDallasのダウンタウン、ライブハウス等が密集するDeep Ellumと言われる地域を走る。
スタート直後から霧雨が降り始めたけれど、それ程の雨量でも無く走るのに支障の無いレベル。
むしろ暑さを防げて助かる。
フラットで走りやすいDeep Ellumの町を楽しみながらも1kmを5分のペースをキープ、今の所バテる様子は無く一安心。
暫く走るとケネディ暗殺現場で有名な6th Floorへ。
勿論、ここもハーフマラソン専用コースとして自動車は通行止め、ケネディが撃たれたX字の場所を走る。
こういった経験はなかなか出来ないので景色も出来るだけ楽しむ。
Rock 'n' Roll Half Marathonというだけあって、少し走ると特設応援(?)ステージでバンド演奏している。
6th Floorを過ぎてもまだ約7km、1/3しか走っていない。
約10kmでダラスの南を流れる川”Trinity River”を渡る。
橋の勾配がそこそこキツく体力を奪われるけれど、ここからの景色もなかなか良い。
橋を渡り終わるころからは緩い下りで一息、ここから反時計回りに大回りするコースは普段通らない道なので新鮮。
今の所、なんとか1km5分のペースを保てている。
コースでの表示はマイル表示、1km5分ペースは1mile8分ペースなので計算しやすい。
道端では沢山の人が応援をしてくれて、これが力になる。
でも、Dallas Marathonと比べると知名度が低いのか、応援してくれる人は少なめ。
13kmを過ぎた頃だろうか、かなり急な上り坂コースが待ち受ける。
既に体力はそこそこ使っているので急な登坂は体力的にも精神的にも辛いものがあり、周囲でも歩いている人が多い。
なんとか上り切るも、体力を使い果たしペースが上がらずスピードもノロノロ。
歩かずになんとか走り続けていると、そのうち体力が回復してきた。
これは昨年5月頃から取り入れたインターバル・トレーニングの成果かと思う。
といっても辛い事は変わりなく、ペースは取り戻す迄には至らない。
かなりキツい状態で通りかかったステージで、VAN HALENの”Ain't talkin' 'bout love”が聴こえてきた。
これで不思議と元気が出てきて、ペースが戻ってきた。
もしかしたら偶然緩い下り坂で聴いたので、音楽の効果かと勘違いしたのかもしれないけれど、結果的に元気になれたのは事実。
あとは、Trinity Riverを渡ればすぐにゴールなのでペースを上げていく。
17~20kmの区間は、なかなか橋まで到達せずに少しバテ気味になるものの、道端で配られるゲータレードを補給しなんとかペースを保つ。
漸く橋を渡り、ラストペースで周囲に遅れない様こっちもダッシュ…したいけど、もう体力を使い切っていてなかなかスピードが上がらず、集団になんとか離れず付いていくのが精一杯。
そんな一番辛い状況であと1kmを切ったポイントで、既に走り終えた友人が私を見つけ、
『Furuさん!1時間45分切れるよ!!ダッシュすればなんとかイケる!』
と声援を送ってくれた。
既にラストスパートを掛けていて、これ以上ペースが上がらない状態だったけど、これを聞いてさらにペースを上げる。
実はこの声援の嬉しさに泣きそうだった。
周囲も最後の数百メートルをダッシュする中を負けずにダッシュ、キツくてもこれ以上息が出来ない状態になったのは初めてかも。
ゴールの電光掲示板が1:45:08頃にゴール。
メダルはピックの形をしている!
これで今回の目標タイム、1時間45分切りはクリア出来ただろう。
アプリでチェックすると1時間44分53秒、念願の1時間45分クリア!
ペースも全体的にフラットに近い。
今回は病み上がりの状態で完走も無理かと本気で思っていたし、前回は1時間45分37秒とギリギリ目標達成が出来なかった事もあり滅茶苦茶嬉しい。
友人からは、自分が見えた時には実はもう無理かな??といったタイムだったけど、僅かに望みがあったので応援してくれたらしい。
BBQをつまみながら、冷えたビールが飲めるお気に入りの店で乾杯!
夜は、ステーキで栄養補給。
10ozの美味しいヒレ(フィレ?)・ステーキを$20以下で食べられる雰囲気の良い店を発見!
5年前にテキサスに来てから始めたランニング、まさかハーフマラソンを走るなんて思わなかったけれど、次回はフルマラソンか?!
Rock 'n' Roll Half Marathonは全米だけでなく、世界各地で開催されている巨大イベント。
個人的には、昨年末のDallas Half Marathonに続いて二回目のHalf Marathon。
ハーフマラソン初回となった前回のDallas Half Marathonでは、1時間45分切りを目指すも無念の37秒オーバーで達成ならず。
これが悔しくて2月中旬から週末は約20kmのトレーニングで最終調整…と思ったら何故か体力が続かず、数日後には扁桃腺が痛み出すという異変。
これまでアメリカ生活で風邪らしい風邪をひいた事も無く、たまに調子が悪くても寝れば復活してきた。
でも、今回は様子が違う。
日に日に喉が痛くなり、一週間後は我慢の限界。
遂にアメリカで初の病院へ行く事となった。
二週間分の薬(抗生物質)を出して貰い、数日後からはかなり体調が復活。
やっぱりアメリカの医療費は高いぜ!
抗生物質のお陰で数日で楽になるも、二週間分の薬を飲み終わったのはDallas Rock 'n' Roll Half Marathonの一週間前。
慌ててランニングを再開するも、3~4km走った所でバテてしまいタイムも目標に程遠く、全然調整が出来ずにレース前日を迎える。
Dallas中心地へTシャツ等を取りに行ってきた。
当日は、このバッグに荷物を入れて預ける。
Tシャツは、ちょっとイイ感じの素材。
Tシャツをはじめとするグッズは、ローカルレースであれば当日の朝に会場で貰えるけれど、大きなレースでは前日に取りに行かなければならず、指定の駐車場にとめると$15も掛かるので工夫が必要。
当日の出走は午前8時なので、一緒に参加する友人と待ち合わせして朝の7時前に到着。
気温は15℃位とやや高め、個人的には5~10℃位がベスト。
天気は曇り、この季節でも太陽が出るとかなりの暑さで体力を奪われるのでこれはありがたい。
今回は病み上がりな事もあり完走すら出来ないのでは?と不安ながらも、やはり大会独特の雰囲気でワクワクしてくる。
何を基準にしているのかわからないけれど、今回のエントリーは最先頭グループからのスタート、前回苦戦したスタート直後の大渋滞に巻き込まれる事は避けられる。
出走直前、アメリカ国歌斉唱でテンションが上がってきた。
いよいよスタート!
コースは下の通りで、ダラス中心部を反時計回りに一周する。
序盤戦はDallasのダウンタウン、ライブハウス等が密集するDeep Ellumと言われる地域を走る。
スタート直後から霧雨が降り始めたけれど、それ程の雨量でも無く走るのに支障の無いレベル。
むしろ暑さを防げて助かる。
フラットで走りやすいDeep Ellumの町を楽しみながらも1kmを5分のペースをキープ、今の所バテる様子は無く一安心。
暫く走るとケネディ暗殺現場で有名な6th Floorへ。
勿論、ここもハーフマラソン専用コースとして自動車は通行止め、ケネディが撃たれたX字の場所を走る。
こういった経験はなかなか出来ないので景色も出来るだけ楽しむ。
Rock 'n' Roll Half Marathonというだけあって、少し走ると特設応援(?)ステージでバンド演奏している。
6th Floorを過ぎてもまだ約7km、1/3しか走っていない。
約10kmでダラスの南を流れる川”Trinity River”を渡る。
橋の勾配がそこそこキツく体力を奪われるけれど、ここからの景色もなかなか良い。
橋を渡り終わるころからは緩い下りで一息、ここから反時計回りに大回りするコースは普段通らない道なので新鮮。
今の所、なんとか1km5分のペースを保てている。
コースでの表示はマイル表示、1km5分ペースは1mile8分ペースなので計算しやすい。
道端では沢山の人が応援をしてくれて、これが力になる。
でも、Dallas Marathonと比べると知名度が低いのか、応援してくれる人は少なめ。
13kmを過ぎた頃だろうか、かなり急な上り坂コースが待ち受ける。
既に体力はそこそこ使っているので急な登坂は体力的にも精神的にも辛いものがあり、周囲でも歩いている人が多い。
なんとか上り切るも、体力を使い果たしペースが上がらずスピードもノロノロ。
歩かずになんとか走り続けていると、そのうち体力が回復してきた。
これは昨年5月頃から取り入れたインターバル・トレーニングの成果かと思う。
といっても辛い事は変わりなく、ペースは取り戻す迄には至らない。
かなりキツい状態で通りかかったステージで、VAN HALENの”Ain't talkin' 'bout love”が聴こえてきた。
これで不思議と元気が出てきて、ペースが戻ってきた。
もしかしたら偶然緩い下り坂で聴いたので、音楽の効果かと勘違いしたのかもしれないけれど、結果的に元気になれたのは事実。
あとは、Trinity Riverを渡ればすぐにゴールなのでペースを上げていく。
17~20kmの区間は、なかなか橋まで到達せずに少しバテ気味になるものの、道端で配られるゲータレードを補給しなんとかペースを保つ。
漸く橋を渡り、ラストペースで周囲に遅れない様こっちもダッシュ…したいけど、もう体力を使い切っていてなかなかスピードが上がらず、集団になんとか離れず付いていくのが精一杯。
そんな一番辛い状況であと1kmを切ったポイントで、既に走り終えた友人が私を見つけ、
『Furuさん!1時間45分切れるよ!!ダッシュすればなんとかイケる!』
と声援を送ってくれた。
既にラストスパートを掛けていて、これ以上ペースが上がらない状態だったけど、これを聞いてさらにペースを上げる。
実はこの声援の嬉しさに泣きそうだった。
周囲も最後の数百メートルをダッシュする中を負けずにダッシュ、キツくてもこれ以上息が出来ない状態になったのは初めてかも。
ゴールの電光掲示板が1:45:08頃にゴール。
メダルはピックの形をしている!
これで今回の目標タイム、1時間45分切りはクリア出来ただろう。
アプリでチェックすると1時間44分53秒、念願の1時間45分クリア!
ペースも全体的にフラットに近い。
今回は病み上がりの状態で完走も無理かと本気で思っていたし、前回は1時間45分37秒とギリギリ目標達成が出来なかった事もあり滅茶苦茶嬉しい。
友人からは、自分が見えた時には実はもう無理かな??といったタイムだったけど、僅かに望みがあったので応援してくれたらしい。
BBQをつまみながら、冷えたビールが飲めるお気に入りの店で乾杯!
夜は、ステーキで栄養補給。
10ozの美味しいヒレ(フィレ?)・ステーキを$20以下で食べられる雰囲気の良い店を発見!
5年前にテキサスに来てから始めたランニング、まさかハーフマラソンを走るなんて思わなかったけれど、次回はフルマラソンか?!
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