エステートセール

アメリカ（テキサス）ではCraig Listと言うヤフオクの様なサイトがあり、実際に利用している現地の人はいる。

英語のレベルがアレな私にはちょっと面倒なので、Estate Saleをたまにチェックしている。

Estate Saleとは、主に亡くなった方の住んでいた家にあるものをごっそり売ってしまうシステム。

面白いのは、業者が依頼者から引き取った荷物を店舗やネットで販売するのではなく、基本的に依頼者の（というか亡くなった方の）家で各商品に値札を付けて販売する。

売り物の写真がネットで公開されているので、どんな様子であるかが事前に把握出来る。


アメリカの一軒家の中がどんな感じか興味がある人は、間取りは勿論、家具や電化製品等もチェック出来るし、勝手に土足で入るだけでも最初は悪い事をしている感じがする。

アメリカの一軒家に住んでいる自分でも、リビングはどの家も10~20畳近くあり、庭にはプールがあり…なんてザラで毎回ビックリする程の豪邸レベルが多く、玄関を入ると業者が簡易テーブル/レジに座っているので、勝手に家に入って見ればいい。

事前に予約等も不要で、ネット上に地図が載っているし、だいたい家の前には数台の車がとまって出入りしているし、玄関にもエステートセールと書いてある。

最初は何もわからず独りで突入し、受付の人に、

”家の中を見たいんですけど～”

なんて言ったら、

”あ、どうぞどうぞ、ゆっくり見て行って。何かあったら声をかけてね。”

なんて感じに言われて、後から入ってくる人が誰もそんな事言っていないので恥ずかしかった。

それ以降はHiと受付に挨拶をするだけ。

くれぐれも、間違えてエステートセールをしている家以外に勝手に入らない事。

撃たれても、アメリカでは勝手に他人の家に入った方が悪いので…。


エステートセールは2～3日間でおこなわれる事が多く、午前10時頃から午後4時頃迄といった感じで主に金・土曜日に開催、最終日の午後には半額になったりする。

但し、最終日なので家の中には残り物しか無かったりするので、初日に行くか最終日の午後に安くなってから行くかは運。


先日は、4人組の日本人古着屋バイヤーさんが洋服を買いに来ていた。

彼らは一か月掛けてアメリカに古着を買い付けに来ているらしく、ダラスには数日間の滞在で、ダラスは治安が良いと何度も言っていた。

ガレージセールやヤードセールなんかもネット上でチェック出来るし、ネットに掲載せず個人でやっているのを町中ではよく見掛ける。

特に私はランニングで町中を走り、そんな看板や実際にガレージで店開きしている様子を見る機会が多いけれど、正直あまり良さそうな物を見る機会は無い。

最近エステートセールで買ったのはワインラック、$20の表示が最終日の午後で半額になり$10だった。

ここに入るワインは、ほぼトレジョの激安ワインなんだけど…。