アラスカへオーロラを観に行く! vol.1

11月の第4週目はサンクスギビング休暇で、とても貴重な4連休。



去年はこの4連休を利用してメキシコシティへ行ってきた。

英語が通じない中をピラミッド等の遺跡を観て、かなりインパクトのある旅だった。

そのノリで、今回の旅行を決める時に第一候補となったのがグアテマラ。


メキシコの南隣だけあって、遺跡があり色々と魅力的。

テキサスとの時差も無いし、3泊4日で丁度良い日程が組めそう。

ただ、色々と調べて行くと治安の悪さは相当なものらしく、遊びで行って何かトラブルに遭ったら自分達以外の人達の多大な迷惑を掛けてしまう。

それだけでも十分マズイけれど、今後の旅行を制限される可能性も高い。

残念ながらグアテマラ行きはアッサリと却下。

では何処へ行くか?

旅の基本は、"日本では絶対に体験出来ない場所や景色を楽しむ!”というのがいつものザックリとしたテーマである。

そういった意味では、ユタ州のイエローストーンは以前から候補に上がるも、冬は思いっきりオフシーズンでNG。

ではどうするか?

イエローストーンが寒くて駄目なら、それ以上に北方向へ振り切って 、オーロラを観に行こうじゃないか!という話に。

最初はカナダのイエローナイフが候補となり、フライトチケットを取るところまで行くも、ダラスからはあまりにもアクセスが悪い。


そこでフライトのアクセスがまだマシな、アラスカのフェアバンクスへ行く事に決定した。


改めて地図で眺めると遠い。

おまけにダラスからの直行便が無く、シアトル経由の乗り継ぎ、更に3時間も時差が生じる。

前置きが長くなってしまったけれど、今年のサンクスギビングの4連休は、アラスカへオーロラを観に行く旅に決定!


旅行当日。

早朝に集合してDFW空港へ。

エアバスのA321Sで、人生初のファーストクラス!
と言っても、自分はあまり飛行機に乗る機会は少なく、出張で行くメキシコもアメリカ国内を出張する人よりマイル数は遥かに短く、ステイタスは全く上がらない。

当然ながらファーストクラスのチケットを購入する程余裕も無い。

たまたま同行者のステイタスが高く、無料でファーストクラスに乗れただけ。

お陰で飛行機の搭乗前も、ラウンジで無料の軽食とヒーコーをすすりのんびりと出来る。

機内では食事&ビール(飲み物)付き王様気分。
AA(American Airline)も、流石にファーストクラスはCAさんの対応が良い。

4時間半のフライトもあっという間でシアトルへ到着。

空港に到着してすぐに、同機に乗っていた明らかに日本人の方が、明らかに自分達と同じアラスカ向きの飛行機へ乗り継ぎしようとしていたので、声を掛けてみる。

やはり同じフェアバンクスへ行くそうで、フェアバンクスで滞在・観光しつつ、オーロラを観に夜のツアーを利用するのだとか。

おまけに帰りの飛行機も乗り継ぎを含めて同じだという偶然。

サンクスギビングの休暇はアメリカの現地人は主に家族と過ごすし、あまり積極的に有給を取らない(取れない・・・)日本人にとっては旅行に絶好の機会になる。

アラスカは植村直己さんや野田知佑さんで興味を持った人も多いと思うし、本や映画でオーロラを観たくなった人は多いと思う。

シアトル空港からアラスカのフェアバンクス空港迄は、アラスカエアライン。


トレードマークはエスキモーのおじさん。
 
アラスカエアラインはAAの提携先らしく、ラウンジでのんびりと無料ルービーで一息。

 
お陰で乗り継ぎ時間も快適。

シアトルからフェアバンクス迄はエコノミークラス。

CAさんに飲み物を聞かれて、

”コーヒー”

と発注すると、

”クランベリー・ジュースね、わっかりました。”

との返答。

残念ながら実話、これがアメリカで5年間生活している英語力。


漸くフェアバンクス空港へ到着したのは夕方4時半過ぎ。

 時差があるので、テキサス時間ではもう夜の7時半過ぎ。
 

日本人の担当者がお迎えという事で、よくあるホワイトボードに自分達の名前を書いて待っていてくれた。

同じツアーに参加した方で、アトランタから来た日本人家族さんと少し話をしたけれど、やはりサンクスギビング休暇を利用して来たそうで。

今日から滞在するのは、Chena Hot Springs Resort

フェアバンクスから車で1時間半掛かる場所で、もうこのホテル周辺の何処でもオーロラが出れば観られるらしく、フェアバンクスからツアーを利用して山へ行かないで済む。

その反面、レンタカーを利用せずに行く為、Chena Hot Springs Resortに缶詰状態になるというリスクもある。

そこへ行く迄の道中で、アラスカの洗礼を受ける事になるとは想像していなかった・・・。

午後5時に全員が集まり、外に出るともう真っ暗。
日本人担当者さんから、

”(上の写真の右端の黄色い)バスに乗って下さい、それでは私はこれでドロンします・・・。”

と。

なんとココでお別れ...。

え?お迎えだけの仕事?!

多分色々と分担があってやっているんだろう。

普段は自分たちでホテルやレンタカーやらを調達していたので、こういうツアーは初めて、システム化にびっくり。

バスに乗り込むと、既にほぼ満席状態。

バス内も多くの日本人で占められていて、発車前はちびっ子がテンションmaxで大はしゃぎ。

空港を出て10~20分は市街地、WalmartやHome Depot等といったアメリカで見られる光景。

市街地から外れると真っ暗に。

そして寒い。

バスのヒーターなどつけていても全く効いていないし、つけているとも思えない寒さ。

更にバスの窓の4割位が完全に閉じず、3~6cm程度開いてしまっている。

窓際の人が完全に窓を閉じようとする努力も空しく、窓を閉じた所で手を離すとスっと隙間が開いてしまう。

そこからの隙間風の寒さったら凄まじい。

こっちは空港からホテルまでのバスという認識で、ダウンジャケットは空港で着たけれどフル装備ではない。

外の気温は恐らく-20℃前後だろう、そんな”冷たい”を通り越した風が容赦なく車内に入ってきて、足が寒さで痺れてくる。

最初はハイテンションで騒いでいたちびっ子も、

『さ  ぶ  い ・・・』

と。

誰もが過酷なアラスカの洗礼を浴びて、下を向きひたすら寒さに耐える。

今回のアラスカ旅で一番キツかった・・・。

言われていた1時間半どころではなく、1時間50分は乗っていたと思われる護送(送迎とは決して言えない)でホテルに到着して一安心。

ホテルといってもコテージの様、でも室内は十分に広く暑い位に暖かく快適。
 
今夜から3晩宿泊するので、オーロラを観るチャンスは3回ある。

果たして、オーロラを観る事が出来るのか?

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