KIA Soulに乗る

プリウスを修理している間、レンタカーでKIA Soulを借りて数日間過ごした。



日本では馴染みが無いKIAのSoul、独特の顔をしたコンパクトカーで、こちらでは驚く程沢山走っている。
テキサスではフロントナンバーが付いていない車がいるけれど、州によって決まりがあるかと思う。

メンフィスではほとんどの車のフロントナンバーはが付いていなかった。

因みに、この車はカリフォルニアナンバー。

コンパクトカーで日産キューブの様な四角いデザイン、といっても全幅1,800mmと日本では余裕の3ナンバーボディ。

KIAやHYUNDAIといった韓国の車は、アメリカではかなりメジャーブランド。


Fordやシボレーに対しては、アメリカ人も”トラックは良いけれど、乗用車は買うな。”と言う人は多い。

そんな人がHYUNDAIのセダンに乗っていたりしているので、日本車程のクオリティは無いけれど安くて良いと思われているのかも。

Soulに乗って最初に感じたのは、意外と乗りやすい。

理由はATだから。

プリウスはCVT特有の嫌な感覚があり、普通の道でも流れに乗るだけでも不快。

更にハイウェイ合流時の加速ではいつも苛々する、この車で運転を楽しむなんて考えられない。

それに対してSoulは6ATと一昔前の高級車並み。

6段ギアなんて運転しているだけではわからないけれど、早めに6速に入るし、以前Mark Xで感じた定速走行時のギクシャク感も無く、変速時のショックも小さめ。

6ATは、ハイウェイでの運転がメインのアメリカでは燃費対策だと思う。
→確か、先代Soulは燃費詐称事件をおこしたはず。

排気量は多分2,000cc、意外とトルクもあり3~4,000回転まで回せばそこそこ加速するので安心。

但し、燃費はあまり良くない印象。


それ以外は特筆する点も無く、日本車のカックンブレーキとは正反対の甘いブレーキは、約3.3万マイル(5.3万km)を走っているせいか?


ツルツルと滑る素材のステアリングは重めで、ハイウェイでも比較的どっしり感があるし、外観以上に座席からの視線が高く見晴らしは悪くないけれど、重心が高くその割にはホイールベースが短いせいか揺れは不快。
ロードノイズもあまり気にならない。

インテリアは、大きめのモニターでAndroid OSベースなんだとか。

バックモニターの画質はかなり酷い。

シートはレンタカーという事もあり、かなりヘタっている。

こちらはヘビー級のドライバーがかなり多く、シートは消耗品のようにヘタっていくので、Soulのシートが悪いとは言えない。

おまけに皆シートバックをかなり寝かせて運転するのに最初は驚いたけれど、どうやら太ったお腹がつっかえてしまい、シートを寝かさないと苦しくなるようだ。

日本車ではスポーツ仕様でレカロシートを装備する事もあるけれど、そんなサポートのあるシートに座れないアメリカ人も少なくないと思う。

フルバケなんてアメリカでは売れないんじゃないか?

USBが装備されているのは今時っぽいけれど、1ポートじゃ足りないっしょ。

キーは凄く大きく、更にワイヤーで2個繋がって邪魔だけど、アメリカ全土でレンタルされているので仕方無いか。

結局4日間で200マイル(320km)程走った感想としては、お買い物車であればSoulでもアリかも知れない。

…自分では絶対に買わないけれど。

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