ナイアガラ&ニューヨーク旅行 vol.3

今日は旅行三日目、ナイアガラの滝からニューヨークへ移動編。



ナイアガラの滝からニューヨークへの移動手段を調べると、選択肢は飛行機かバスか列車、或いはレンタカーになる。

レンタカーは、同じ場所に返却せずに片道で乗り捨てをすると、走行距離毎に料金が加算されて割高感があるし、飛行機はそれ以上に高い。

勿論飛行機が一番時間の節約にはなるけれど、今回の旅行は比較的時間に余裕があるし、フライトのタイミングを考えるとそれ程メリットがない。

折角なので、これまでアメリカで利用した事の無い長距離列車Amtrakを利用してみた。

早朝6:47にナイアガラフォール・ステーション を出発し、ニューヨークに午後3:45の到着、約8時間のプチ旅行。



早朝、ホテルから駅迄のルートが少しだけトリッキーで国境を越えなければならない。



ホテルからレインボーブリッジ迄はタクシーを利用。

タクシー運ちゃんの、

”バッファロー空港へ行くのかい?”

 という問いに、

”国境を越えたらUberで駅迄行って、Amtrakに乗る”

と返すと、

”Uberか、ヤレヤレ”

という雰囲気だった。

Uberも完璧では無いしデメリットもあるけれど、デメリットを考えたらタクシーの方が圧倒的に不利だろう。


まだ夜が明ける前にアメリカ側へ渡り、UberでNiagara Falls駅へ行く。

若い黒人の運ちゃんで、車内は大音量でヒップホップが流れて会話も出来ない。

出発の約1時間前にAmtrakのNiagara Falls駅に到着。
日本だとこれだけ大きくて綺麗な駅があったら、駅前がそこそこ栄えるだろうけど、ココは自動車社会のアメリカ、周囲は真っ暗で何も無い。

ホームページ上では30分前には駅に来るように記載されているのに、ココに居るのは客だけ、結局列車が到着しても駅員の姿は見られなかった。
出発時間の数分前に列車が到着し、列車から降りてきた係員が乗降をチェック。

ネット予約時に印刷したチケットを見せて列車に乗り込む、この駅での列車に乗ったのは他に10名程度。

席は空いている場所なら何処でもok、入り口付近は少しスペースがあり広々としているけれど、荷物を置いて座り込む人も居るので車両中央付近或いは少し前がおススメ。

電車が動き出すと車掌さんが来て荷物置き場に札を付けていく。

Amtrakには路線毎に名前が付いていて、ナイアガラからNYへはEmpire Serviceというカッコイイ路線名がある。

Niagara Fall Stationはカナダ側にもアメリカ側にもあり、これを結ぶWhirlpool Rapids Bridgeという橋は一般には渡れないらしいのでご注意を。

始発だけに車両内はガラガラ。

シートは広々としていて快適。

足元も広いし、リクライニングもする。

サヨナラ、ナイアガラ~。

列車はディーゼル車のせいか細かな振動があり、思った以上にゆっくり走る。

振動は不快ではなく、寧ろ眠気を誘い出発してすぐにウトウトしはじめる。

車掌さんが今日は混むから…とアナウンスして数駅通過後にはほぼ満席になった。


出発して既に2時間以上が経過して起きた、やっぱり景色はずっと同じ。

終盤は右側にハドソン川が流れるので、ハドソン川好きの方は右側の窓席がおススメ。

列車内の治安は問題無さそう、比較的若い人が多い印象があるのは、学生が飛行機代を節約して利用しているのかもしれない。

チケット代は、飛行機に対して1/3程度か。

駅自体も比較的小さな駅が多い。

昼過ぎ、大き目な駅で暫く停車するとアナウンスがあり、階段を駆け上がって駅の売店へフラフラと買い出しへ。

25分位止まっていたみたいだけど、発車する1分前には何の前触れも無くドアが閉まったので、発車時刻直前での外出は控えた方が良さそう。

その後、車両内の売店でコーヒーを購入。

ニューヨークに近づくと駅も大きくなり、建物も増えてくる。

天気予報通り雨が降ってきた。

トイレは少し汚れていたけれど、これは列車固有ではなく利用者の使い方によるものなので運次第か。

それ以外は快適、コストパフォーマンスも満足。

ただ、”アムトラック 脱線事故”でググると結構ヒットするので、乗る方は自己責任で。


バスで移動する場合はGreyhoundが一般的で、機会があればこちらも試してみたい。

定刻より少し早めにニューヨークのペンシルベニア駅、通称Pennステーションに到着。

駅を出るとニューヨークのマンハッタン。

チェックインして外に出ると既に暗くなっていた。
食後に少し散策するも、物凄い人。

大晦日なので当然と言えば当然か。

タイムズスクエアへはチケットが無いと入れない、雨も降っているしホテルに戻り、TVでタイムズスクエアの様子を観ながらマッタリと過ごして年越しをした。

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