Dallas Half Marathonを走る

Dallas Half Marathonに出場した。



Dallasのマラソン大会では最も大きなレースと思われるこの大会、ダラスのアップタウンとダウンタウンの道がレースコースとなり、 全て道路閉鎖されるという徹底振り。


普段からランニングをしているけれど、まさか自分で走ろうという気にさえならなかった。

ところが、こちらの飲み仲間が今年のDallas Marathonでフルマラソンに参加するという話を聞いて、チャレンジをしてみようと思い登録したのが8月末。

何故8月末かというと、8月一杯に登録すると参加費用が安く、それ以降は(多分$40位)高くなる。

走るのに何故$100以上の出すのか不思議というか、最初は全く理解出来なかったけれど、すっかりとハマってしまっている。

8月末の時点では過去に20kmも走った事が無く、最長で13km位を数回、10kmはチョイチョイと走っている程度。

まずこの距離を走る練習をするのが普通だろうけど、8~9月にダラスで走りこんだらぶっ倒れるのが確実、(少しマージンをもって)22kmを走ってみたのは11月と12月に各1回。

その結果から、ハーフを1時間45分で走るのが目標となった。

大会前日にPacket Pickupをおこない、Tシャツやゼッケンに広告等が入ったビニール袋を貰う。
 

普段の5kや10kの大会と違い、この袋がそのまま荷物を預ける袋になる仕組みとなっている点。

レースは朝8時にスタートするので、上着等をこの袋に入れて専用のブースへ預けるというかなり便利なシステム。

だから袋が透明になっている。

私はスマホを腕に付けて走るし、一緒に参加する友人達と車1台で行くから貴重品はトランク内、それでも走る際には防寒着を脱ぐのでそれを預けた。



大会当日。

早めに駐車場に到着。

早朝は気温0℃近くで冷え込むも、予報では最高気温が約20℃になる。
 走るとすぐに暑くなるので、自分は走る時は薄着にしている。

出走時間は人が多く4つのグループに分けられ、私の出走時間は8時半前、10時15分迄には走り切る予定で悩んだ結果半袖&半ズボンというワンパク・スタイルをチョイス。

脱いだ上着等はバッグに入れて、自分のゼッケン番号のブース(↓)へ持っていくと、預かってくれる。
流石に走らないと半袖半ズボンでは寒い。

大会前の国歌はサックスの演奏、これを寒さで震えながら聞きようやくスタート!(↓写真の左上にある3本の煙は、スタート合図の花火)
といっても、大渋滞しているのですぐには動かない。

個々のタイムは、ゼッケンにアンテナが付いていて、それがスタートゲートを通過した時点で計測開始となるので、スタートの合図から時間が経っても慌てる必要はない。

スタート直後は、ケネディ元大統領の暗殺された6th Floorのすぐ近くを走る。

ちょっとわかりにくいけれど、↓が地図で真下の旗から旗まで時計回り。

普段は観光でしか来ない所を、しかも車道の真ん中を走るなんて、これまで考えていなかったので不思議な気分。

コースの前・中盤となる約2/3はフルマラソンと一緒のコースという事もあり、ランナーの数が半端ない多さ。

ペースの遅いランナーを抜くだけで疲れるのに、あまり景色を楽しめない。

それからすぐに、昨年のStevie Ray Vaughanのパレード開始地点となった、Hard Rock Cafe脇を通過。

TEXAS RANGERSやDALLS STARSとった、スポーツチームも沿道から賑やかな応援をしてくれて、それを見るのも楽しい。

北上するに従い民家が多くなる。

沿道というか各家の庭先から皆さんが応援してくれて、ちびっ子とハイタッチなどをして楽しみながらも、依然としてランナー渋滞が続きペースが上がらない。

既に気温は10℃位になったと思われ、体温も上がり半袖が丁度良い暖かさで、長袖は着ないで正解。

コースは暫く民家が続き、Highway75号を跨ぐ場所が約半分という目安。

まだ75号の手前数kmのポイントで、和太鼓の応援が聞こえてきた。

そこに知り合いの方が参加しているので、手を上げてアピールしたら気が付いてくれた。

こんな事やっている余裕がある程ペースが遅く、なかなかランナー渋滞が終わらないのは参加者が桁外れに多いからだろう、普通の5kや10kなら1kmも走れば渋滞は無くなる。

道路の両端は比較的空いているからとそこを狙ってすり抜けるも、気をつけないと前のランナーが唾や手鼻をかむので、それに当たらない様に注意しなければならない。

そんなランナー渋滞を気にしながら、スマホから1km毎にアナウンスされるペースは、いつものペースより少し遅め、出来るだけすり抜けるペースを上げて走っていき75号を越えた。

75号を越えた後は、以前はよく行っていたライブハウス”Granada Theater”が正面に現れ、大音量の音楽と応援を受けて右折。

所々に給水スポットがあり、受け取って飲もうとするも、走りながら紙コップで飲むのに苦戦。

走りながら水分補給出来る(勿論ローコストで)何か良いアイディア無いかな?

Granada Theaterを通過後は、再び民家。

皆さん応援してくれて凄く励みになる。

特に、”Keep Going!”というフレーズは疲れている心に響く。

ちびっ子は、大きな紙に”Power Button”等といったマークを書いて、ランナーがそこを叩くという事をやって楽しんでいたけれど、これに皆が応えていたのは前半、後半はそれどころではなくなってくる。

ちなみに、後日ココで友人が応援に来てくれていて写真を撮ってくれていた!

残念ながら私は気付かず・・・。

ここで分かれ道、フルマラソン・コースが直進し、ハーフマラソン・コースが右折してルートが分かれる。

直進して進んで行くフルマラソン・ランナーの後姿を見て、ここまで一緒に走って更に20km以上多くを走る事に、改めて凄いと感じた。

フルマラソンとのコースが分かれてからは、ダウンタウンに突入していき、更にペースを上げる。

TreesやThe Bomb FactoryといったライブハウスのあるDeep Ellumへと近づくので、見覚えがある店も多く、改めてこういった場所を走る不思議さを感じる。

ただ、既に15km以上を走っていて、疲労からかあまり景色を楽しめなかったのが残念。

ココからゴール地点迄はかなり近く、ペースを上げていくと、遠くに青いゲートが見えた!

ゴールだ!と思い更にペースを上げて暫く走ると、それが途中のタイム計測用ゲートである事に気付く。

スタート地点と同じ場所にゴールがある事は事前に確認していたので、コレがゴールである訳がないのは当たり前。

といってもゴールまではあと2~3km、今のダッシュでかなり疲れたけれど、出来るだけペースを保ちながら走り続けて、あと1Mileのマークを通過。

最終コーナーを曲がると、大きなスクリーンの下にかなり大きなゴールゲートが!

ゴールまでの直線もそこそこ長く、ダッシュしたのが途中でバテるレベル、それでも私の名前を何度もPAで呼ばれるのを聞きながら、なんとか無事に完走!
↑の写真で上のコースがハーフ、下のコースがフルのゴール。

タイムは、やはり前半の渋滞でのロスが響き、後半の追い上げも空しく事前の練習とほぼ同じタイムという残念な結果。

それでも、20km以上を走りきった達成感はかなりあるし、Dallasの街中を走る事自体が楽しかった。

ハーフマラソンというと、マラソンの半分しか走らないというイメージが先行するけれど、よく考えると20km以上走るので、ダラスへ赴任する前には1kmも走った事が無い私にとっては凄い事。


走らないと特に日陰は寒く、預けた荷物を受け取り、上着を着てからビール(2本無料)を頂く。
うまし!


レースの出場者名が、メインスポンサーの最新BMWに記載されていた。
皆、自分の名前が書かれているか確認している。
自分の名前発見!
ちょっと嬉しい。

この後、ハーフを走った友人とフルを走った友人と合流し撤収。

といっても未だ昼なので、帰る前に栄養補給。

勿論、肉を食うっしょ。

ステーキかBBQ、友人の希望で近くのBBQ屋へ。
 ちょっと少ない様に見えるけれど、食べ応えがありこれで十分満腹になる。

運動した後のBBQは格別に美味しい、最高!

店名がTen Fiftyというだけあって、開店時間は10:50。

満腹になり駐車場に出ると、そこにはSW軍団が!

山という山が一切無く、真っ直ぐなHighWayばかりのDallasでは、ミッドシップの楽しさはあまり実感出来ないだろうけど、写真の枠外にも数台のSWを見て、元AW乗りとしては少し嬉しくなってしまった。

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