アラスカへオーロラを観に行く! vol.4

いよいよオーロラを観るラストチャンスとなる最後の夜。



フライトチケットの都合で、三日目の夜にオーロラを観ないで(というか、観る時間を無くして)土曜日の夜10時に出発するか、折角アラスカまで行って後悔しない様に、明け方3時に出発するかを悩んだ末、後者にした。

これまで、なんとなく行き当たりばったりの旅行ばかりしてきた割には、必ずと言って良い程目的を達成出来ている。

そして、今回も3日目の夜に最後の望みを賭けることが出来た。

未だチャンスが残っているだけなんだけど。




オーロラ観測ツアーには、帰りのバスに間に合わないので参加せず、夜10時過ぎにオーロラカフェへ行く。

屋外から夜空を見ると初めて綺麗な星空を見る事が出来た。

これは期待できるのでは?

20名程度が入れるオーロラ待機室で、ひたすらオーロラの発生待ち、暫く時間が経過すると、部屋から見られる夜空に白い帯状に雲が出てきた。

ん~、雲が出てきたか。

これはまさしく雲行きが怪しい。

その時、係員さんが、”オーロラが見えてきました!”と部屋に来てくれた。

外に出て私が見た白い雲は、雲ではなく薄いオーロラだった。

その白いオーロラが徐々に形を変えて、薄い緑色になっていく。

形は常に変化していて、色も薄くなったり光が強くなったり。

感動です、ホント。




アラスカまで来た甲斐があった。

オーロラを観る事に当然ながら集中しながら、写真も撮る。

実は、一週間前にターキーの丸焼きを食べた際、デジタル一眼レフのカメラ使いの友人からオーロラを撮影する為に、マニュアルの設定方法を教わっていたし、三脚も持って来ていた。
※その日はターキーがメインではなく、 カメラの扱い方を教えて貰うのが主な目的で、それだったらとターキーを焼いていったという話。
カメラ先生は、日本語・英語・スペイン語が出来て、社交的で、米国だけではなく各国を旅行し、オーロラも綺麗に撮影している。

事前にISO、F値、シャッタースピード、マニュアルフォーカスの設定を済ませておいたので、シャッターボタンを押すだけ。

その努力の結果がコレ(↓)。


あとこっちも(↓)。






ハイ、真っ黒です。

オーロラ撮影は大失敗!

いいんです、オーロラは自分の目に焼き付けたので・・・。




時間は夜中の0時半過ぎ、空港へ向うバスが出発する3時間を切っての奇跡的なオーロラの出現。

実際に観た事で、本当に粘ってよかったと思う。

オーロラは常に形を変えて、暫くの間寒さを忘れて楽しませてくれた。



やっぱり寒い。

寒いというか、冷たいというか、痛いというか、ヤバイというか。

正直期待していなかったので、この日だけは靴下にほっかいろを貼らず、つま先が冷たさでジンジンするし、オーロラもほとんど見えなくなってしまったので、ここで部屋に戻り帰る支度をする。

周囲にいた多くの人達も、同じタイミングで帰って行った。

もし、知り合いにオーロラを観た事がある人がいたら、”オーロラって実際に観ると意外と白いよね~、写真に撮ると緑色なんだけどさぁ。” なんて話すと、”お!”っと思われるかも。


午前3時にホテルをチェックアウトし、バスでフェアバンクス空港へ。

搭乗手続きをした直後、テキサス(DFW空港)からフェアバンクスへの往路で、シアトル空港で会ったテキサスか来た日本の方と再び遭遇。

元々、帰りの便が同じという話をしていたので、お互いのオーロラ成果を聞いた所、三日目だけでなく二日目もバッチリ観られたそうで。

同じフェアバンクスでも場所が違えば、結果が変わって来る。

こればっかりは運だし、数日の滞在で毎日観られる人もいれば、一週間滞在していても観られないなんて事もあるらしい。

この旅行を企画したのは11月に入ってから、予約をしたのも旅行の約2週間前と、もっと事前に進めていれば値段も安くすんだろうけど、特にこういった極端な温度の場所へ行くのは勢いが大切と思う。

勿論、オーロラに興味があるなら超オススメ!

さよなら、フェアバンクス。

乗り継ぎとなるシアトルに到着し、やはり待ち時間はラウンジへ。
シアトルの天気はいつもこんな感じ(曇り空)なんだとか。

無料のビールとスープとベーグルと、写真には無いけれどサラダで乾杯。


旅行とは関係無いけれど、10月に日本で買ってきたばかりの電波腕時計Edifice T650が非常に役に立った。

既に、日本からダラスに戻る際に時差調整はしているし、その数週間後には夏時間(D.S.T.)から冬時間への変更もおこなっている。

この旅行だけでも、ダラスから乗り継ぎのシアトルで時差が2時間あり、アラスカでは更に1時間の時差があるので、往復で4回の調整をした。

当然乗り継ぎなので時間には気を使う、 毎回竜頭をクリクリ回して時計の時間を調整する必要も無く、ボタンを数回押して”調整モード→UTCの設定”をするだけで自動に時間調整をしてくれるのは便利。

ホームページのアメリカ標準電波の説明では、アラスカ迄は電波が届かず、送信所に近いアンカレッジでも”状況がよければ受信する場合もある”とあるので、フェアバンクスでの受信は厳しいだろう。

普通の時計の機能として一ヶ月で15秒以内の精度があるので、数日の旅行では全く問題にならない。


自分の位置をGPSで測定して、その位置のUTCに自動設定する機種もあるけれど、その機能に+10万円も出すかと言うと、手動設定で十分。

おまけにスマートウォッチの様な充電・バッテリー切れを気にしなくて良いし、スマホと連動させる必要も無い。


昔、極寒の世界では、クオーツ時計では電池が駄目になり動作しなく、機械式時計が必要と本で読んだ記憶があるけれど、常時その気温に晒す訳ではないので動作には全く問題無かった。

まぁ、スマホがあるから不要という人には全く意味が無い話です。


 あとは、ダラスへ戻るのみ。

シアトルからはいつも利用しているアメリカンエアライン、往路はファーストクラスだったけれど、復路はエコノミー。

まぁ、あとは寝ていればいいや。

搭乗開始してからすぐに同行者が名前を呼ばれてカウンターへ。

ファーストクラスへアップグレードされたようで、ココでお別れ。

一人残されたステータスの無い自分は、寂しくエコノミーの搭乗待ち。


と、カウンターでは他の人が”チケットあるけど、席が無い”と訴えている。

・・・同行者のお陰で、自分の名前がファーストクラスへのアップグレードリクエストに載っていて、恐らく次の順番が自分。

この席が無い人がエコノミーの席を充てがわれれば 、自分がアップグレードされるはず。

既にエコノミークラスの搭乗が始まっている中、ドキドキで待つ。

同じ料金でエコノミーとファーストではまるで違うし、数時間前にオーロラを観たツキもあり期待は高まる。

遂に自分の名前が呼ばれ、ファーストクラス確定。

カウンターでファーストクラスのチケットと交換して搭乗。

さよならシアトル。
久しぶりの窓際。
ビール飲み放題!
窓際シートだけど、ビール飲んでトイレに行くのも、シートは3列ではなく2列だし、隣の人が座ったまま余裕で前を通れる。

おまけに、ビールを下げてもらう時には、”もう一本いっちゃう?”なんて聞いてくれる。
機内で観られる映画は往路も観た”Wind River”をもう一度、バケーションに行く道中で観るにはシリアスだけどハマった。

演技がどーのこーのという事はわからないけれど、コレ演技なの?って感じのリアルさ。

過去の数々の名作映画、例えばタイタニック、アバター、パイレーツオブカリビアン、ハリーポッター・シリーズ、ロードオブザリング、等は一度も観た事が無いレベルの映画好きが言っております。

あと、もう一本映画を観たけど、タイトルが全然思い出せない。

ダラスに到着して、楽しい旅行も終了。


今回の旅行で、アラスカ州を制覇!
シアトル(ワシントン州)は乗り継ぎで空港に寄っただけなのでカウントには入れず。

コメント

このブログの人気の投稿

ダラスの電車DARTに乗る